テラキオン研究部

新しいテラキオンの型を日々模索しています。

【剣盾S11】ポットデスバトンウーラオス【最終475位】

一年ぶりの更新となりました、コナンです。第八世代でテラキオンを生かすか模索しているうちに、シーズンを終えるということを繰り返していましたが、手応えを感じた並びが作れたと思うので公開します。(TN:アリス)

 

並び・技構成

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剣盾環境について思うこと

剣盾では新たにダイマックスという要素が追加され、USUMでは一度透かせばよかった技を、三ターン、かつ多様なタイプから、かつ耐久値上昇した状態から放たれ、有利対

面不利対面がひっくり返る(ダイマ個体>非ダイマ個体という図式)ことがしばしばあり、勝ち筋が見えにくいと感じていました。またダイマックスを誰にでも切れるという仕様上、6体すべてがダイマックスしてもよいような個体、調整にすることが求められ、私が好きな奇襲をかけずらい環境でもありました。そのような環境に逆らいながも、技を打っている実感があり、さらに気持ちよくなれるポケモンをたくさん入れ、楽しんでプレーできることを第一としました。

 

コンセプト

舞って殴り勝つ。

 

構築経緯

・シーズン初めに、みよけんさんが使用されていた「オボンピクシー+ポットデス」が強かったため、この二体を軸に構築を考え始めました。

miyoteti.hatenablog.com

・悪タイプがいてもポットデスの選出を落としたくなかったため、全抜きする型ではなくバトンタッチ型とし、バトンエースには、悪技を受けても問題のないポケモンで、回復ソースを持ち、さらに環境トップにいた水ウーラオスを採用しました。

・ランクマを回しているうちに、ポットデスが一度舞えれば勝てることが多いことが分かり、ポットデスが一度安全に舞えるようなサポート要員がほしいと思い、電気の一貫(見た目上は水の一貫も)を切れるトリトドンを採用しました。

www.teaparty-poke.com・ここまでで、相手のアーマーガアやギルガルドがかなり重く、前述のサポート要員のサポートを受けて積むエースとしてウルガモスを採用しました。

・初手リザードンウルガモスが大変きつかったため、ダイマックスをせずにこれらのポケモンを止められるスカーフテラキオンを採用し、構築が完成しました。

 

個体紹介

①ピクシー@オボンの実

性格:図太い

特性:マジックガード

技構成:ムーンフォースマジカルフレイムステルスロック/電磁波

ステータス:202(252)-x-121(132)-116(4)-122(92)-84(28)

〈調整意図〉

S:麻痺状態で最速100族抜き

HBD:物理・特殊両方を受けられるようにバランスよく振り分け、気持ちB<D調整。

特性は、相手のポケモンのCダウンの能力ダウンを無効化しないために、マジックガードとしましたが、やどりぎの種などを打たれても天然の線が切れないメロメロボディでもよいと思います。一致安定打点かつCダウンも狙えるムーンフォース、鋼の打点となりつつ、相手の火力を100%削ぐことができるマジカルフレイム、相手が何もできないターンが生まれる可能性がある電磁波(こうこうの尻尾トリック型でない理由)、採用率が高い気合いの襷をつぶし、裏のエースを通すことができるステルスロックで完結していると思います。

 

②ポットデス@白いハーブ

性格:図太い

特性:呪われボディ

技構成:アシストパワー/殻を破る/ちからをすいとる/バトンタッチ

ステータス:164(228)-x-116(164)-154(0)-134(0)-105(116)

SRさんの調整をお借りしました。

srpoke.hatenablog.com本構築のエース①。一度殻を破ることができるように耐久振り。悪タイプには後続にバトンをすればよく、そのほかの相手にはアシストパワーで打点は十分だと判断し、高速回復ソースかつ、相手の火力を下げることができるちからをすいとるを採用しました。このポケモンで全抜きすることも少なくなく、本シリーズの積みエースとして的確であったと考えています。

 

③ウーラオス@命の珠(↔ラムの実

 

性格:意地っ張り

特性:ふかしのこぶし

技構成::水流連打/ドレインパンチ/冷凍パンチ/雷パンチ

ステータス:175-200(252)-121(4)-74-80-149(252)

ポットデスが苦手とする悪タイプに強いバトン先として採用しました。ポットデスで殻を破ってからバトンするためダイジェットは不要とし、ウーラオスの技範囲を最も広く取れる構成としています。インファイトがなくて負けた試合は明確に二回しかなく、場持ちがよい方が脅威だと考えてドレインパンチを採用しました。

*調整・持ち物は改善の余地があると感じましたが、適切な調整を思いつくことができませんでした。

 

トリトドン@きあいのたすき

性格:臆病

特性:ねんちゃく

技構成::うずしお/大地の力/あくび/置き土産

ステータス:187(4)-x-88(0)-144(252)-102(0)-100(252)

ピクシーを選出しにくい、鋼高火力ポケモンがいる場合に出すポケモン。ポットデスの天敵である、マリルリアシレーヌの型がわかるように最速で採用。このポケモンの強さはt/Tさんが詳細に説明されているので、前述のt/Tさんの記事をご覧ください。採用されているメジャーな特性が呼び水であるため、水技がほとんど打たれることがないため、トリックを無効にできる粘着で採用(ペンドラーバトンの襷エレザードの特性がす砂がくれであることに似ている)、何度かロトムを沈めて降参が選ばれました。

 

ウルガモス@ラムの実(↔弱点保険

性格:臆病
特性:むしのしらせ
実数値:163(20)-×-98(100)-172(132)-126(4)-167(252)
技構成:オーバーヒート(炎の舞)/むしのさざめきギガドレイン/蝶の舞
あいまるさんの調整をお借りしました。

aimaru4218.livedoor.blog

一度舞ったときに全抜きできると判断した場合に選出します。考え抜かれた調整で、とても使いやすい型でした。

 

テラキオンこだわりスカーフ

性格:陽気
特性:せいぎのこころ
実数値:167(4)-181(252)-111(4)-x-117(52)-168(196)
技構成:インファイトいわなだれ地震怖い顔
〈調整意図〉
臆病DMリザードンの珠ダイジェット(暴風媒体)が低乱数(6.25%)
*エアスラッシュ媒体のダイジェットは確定耐え
相棒枠かつ、相手のリザードンウルガモスの選出抑制、またストッパー。がんせきふうじではDMリザードンが倒せず、ストーンエッジの命中不安がちらついたためいわなだれにしたが、当てられる自信があればストーンエッジの方が強いと思います。ダイウォール→ダイナックル→ダイウォールが強いと考えており、連打できる点を評価して怖い顔を採用しました(ダイウォール媒体)。
 
 
基本選出
起点作りポケモン(ピクシーorトリトドン)+ポットデス+ウーラオス
*ポットデスの選出率はほぼ100%でした。
 
後書き
・最終日にやっと構築が完成したため、細かい部分の調整ができなかったことが悔やまれます。
・おもしろいポケモンを入れて結果を出すことの難しさ。でも考察をきちんとすれば、相棒ポケモンは十分採用しうると思いました。